グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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「C案を選ぶなんて、わかってないなー!あのクライアントは!」←これって、どーなの!?

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仕事にもよりますが、デザイン業界では、大きな仕事になるほど、プレゼンテーションにA案、B案、C案の3案を用意するのが常です。またこの傾向は、会社対会社、特に広告代理店のプレゼンテーションで顕著に思われます。

A案は王道で最も採用される可能性が高い案、B案は少しそこから角度を変えた案、C案は斬新な驚きのある案、となることが多いようです。デザイン提案の美的内容より企画内容を重視する制作担当者にとっては、A案はクライアントが期待しているとおりの案、B案は路線違いで、C案はいい意味でむちゃくちゃな案、元気のいい案にするイメージでしょうか。

C案は捨て案!?

C案が驚きのある案の場合ならよいのです。しかし、広告代理店のプレゼンでよく見られて、デザオが疑問に思うのは、AB案に注力してどちらかを選ばせる作戦で、C案は初めから捨て案となっている構図です。

ちょっと勘の鋭い人から見れば、C案があまりに適当すぎて、絶対に選ばない(クライアントからすれば選べない)クオリティの低い案になっていることが時々あります。時間が無い中でも、一応3案を用意したというカタチだけ整えるために、ものすごく適当に作ったと思えるC案です。

広告代理店は、広告に素人のクライアントに「選択肢のある中から自分で選んだ」という満足感さえ与えておけば、それ以上プラン内容についてうるさいことを言わないし、余計な追加案を作らなくて済むもんだと、少しバカにしているフシがあります。

そんな中で、提案した側が完全に捨て案として用意していたC案を、意外にもクライアントが気に入って選んでしまうと、一気にモチベーションが下がり、ふてくされてしまう人がいます。

「あーあ、何でC案を選ぶかな~!?」「まったくセンスを疑うよ!わかってないな、あんだけA案をオススメしてんのに」「まさかのイラスト案じゃあ、ブッキングしていたカメラマンの◯◯さんに何て言えばいいんだよ、ちぇっ!」などと、あからさまに、その仕事に対するやる気を失うのです。

こんな失礼な話があるでしょうか??

捨て案なら最初から見せるな

少なくとも3案用意したなら、コンセプト違いとか、表現アイデアが違うとか、コピーアプローチが違うとか、それぞれ明確に違う魅力をもたせて、どれを選ばれてもクライアントに不利益にならない自信がないといけないはずです。

もちろん提案側にも、この案が好きだという「思い入れ」はあるのが自然ですが、そうじゃない案の脱力が激しすぎるのは問題です。そんなにやりたくない案、あるいは自信のない案なら、最初から提案しなければいいじゃないですか。

それを複数案提示しないとカッコがつかないというカタチを整えるために、やりたくない案まで提案するなんて本末転倒です。(しかし会社対会社になると、そのカタチを整えることが重要に感じてしまうのですね)

確かにデザイナーにとって、限られた時間で、同じようなクオリティの3案を考えて作るというのは、3倍働けと言われるように難しいことです。現実の仕事の中では、均衡のとれたABC案は難しいものです。

実際に、フリーのグラフィックデザイナーさんで、1案しか提示しないというポリシーを持っているかたも多いです。それは、その1案以外に考えられないという自信のあらわれかもしれないし、無駄な労力をかけないというビジネス的理由かもしれないし、このデザイナーに任せますという信頼に応えるためかもしれません。

理想の複数提案は?

そこで若いデザイナーの方や学生さんに提案したいのは、どちらがいいとかを決めつけず理屈で考えることです。なぜ今回は2案を提示するのか、なぜ今回は3案なのか、理屈で考えるのです。

事前の打合せや取材で聞いた話、要望、合意したコンセプトなどから、必然的に導き出されるものが1案しかないなら1案で提案、4案あるなら4案でも提案という発想です。

たとえば、企業のブランディングをしていて、ロゴのデザインからはじまって、コーポレートカラーや、トーン&マナーなど、基調が決定しているプロセスの延長でホームページを作るときには、そんなに多くのデザインプランが必要とは思えません。

しかし、「驚きと意外性のあるホームページ」というコンセプトでデザインを、という打合せを踏まえているなら、1案にはならないはずです。「驚きと意外性」にはいろんなアプローチが可能だからです。

つまり、どこまで話が詰まっているかで、提案の数や規模は柔軟に変わるべきなのです。

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