グラフィックデザインの雨音

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カンプって、何? 大まかなデザイン案の作り方③

さぁ、昨日に続き、ラフの話の3回目です。さらにカンプの話も書きますよ~。今日も、画像は学生さんが実際に作成したラフの例です。ご協力、ありがとうございます!

カンプって、何!?

カンプとは、英語のcomprehensive layout の略です。comprehensive コンプリヘンシヴは、包括的な、総合的な、理解しやすい、わかりやすいなどの意味の形容詞、layout レイアウトは、配置図、見取り図、設計図などの意味の名詞です。

つまり、デザイナーがカンプと呼ぶものは、ラフよりもさらに完成度が高く、ダミー文字も極力使わず、実際の広告に出来るだけ近づくように制作したものです。前回説明したラフでは「大まかな案」がわかるものだったのに対して、カンプでは「総合的でわかりやすい」と、少しグレードアップしているのです。

平たく言えば、「本物の広告かと思っちゃった!」というくらいリアル!だけど、あくまでプレゼン用につくられたもの、ということです。ラフと同じく、基本は原寸で制作されます。ラフが白黒でもOKだったのに対して、仕上がりがカラーの広告なら、カンプも必ずカラーにします。カラーであることを確認・強調するために、カラーカンプと呼ぶこともあります。

違う言い方をすれば、ラフはデザイン会社内での打合せやプレゼンに使うけど、クライアントにフォーマルなプレゼンをするなら、必ずカンプをつくる!というような、完成度に対する気合いの差と言えるかもしれません。

余談ですが、WEBデザインのレイアウトなら、作るのもデジタル、見せるのもデジタル、読者もデジタルで見るわけですから、デザインを作りだしたらラフもカンプも差はありません。本物そっくり!というより、本物を作ってプレゼンがWEBの特長です。


ところで、冒頭の画像のように新聞広告なら、カンプが白黒ということになります。完成に近い状態を作るわけですからね。となると、新聞の場合、ラフとカンプの差がほとんどないということになります。わずかな違いは、カンプにダミーの文字がないという精密さの差や、プレゼン用に高級紙で印刷してあるとかいう見栄えの差が違うくらいです。

そんなめんどくさいステップすっとばそうぜ!?

わかった!とにかくカンプは本物みたいに作るんですね?じゃあ、サムネイル→ラフ→カンプって何度もつくりなおさなくても、サムネイルで決めた案でいきなりカンプを作ればいいんじゃないんですか?

ばかもーん(`д´)/  そんなこと言ってる人には、サムネイルの解説で使ったこのイラストをもう一度見せましょう!

20140616illust.jpg 

底辺に多くのプランがあればこそ、残ったプランのクオリティが高くなる、という話でしたよねー。このイラストを見てわかるように、一回戦突破したあと、二回戦、三回戦と、審査が複数あるから十分な検証ができるのです。

実際にデザインの現場では、仕事の大きさにもよりますが、サムネイルとラフのあいだに、中間的なステップを挟む場合すらあります。人によって呼び方は様々ですが、サムサム、サムラフ、ラフラフ、粗ラフ、ミニラフ、などと呼んだりします。

なんでそんなめんどくさいことを!?

それは、ラフ、カンプと、制作するもののクオリティがリアルに近づくほど、作るのもやり直すのも大変になるからです。カンプになると、ダミー文字を使わないわけですから、目立つキャッチコピーだけでなく、詳細な文字情報に至るまで、本物のコピーをレイアウトしないといけないし、見栄えもきれいに仕上げないといけない。労力・時間が半端ないわけです。

あとでやり直すリスクを少しでも減らすために、初期段階でできるだけアイデアやレイアウトの比較と淘汰をしておきたいわけですねー。

まとめ

さぁ、3回に渡ってラフとカンプの説明をしてきました。でも最近のデザインの現場の話を聞いていると、デザインや広告のクオリティを確かなものにするためにとても大事と思われる、このサムネイル→ラフ→カンプの制作プロセスは、どんどん簡略化されているようです。効率よく簡略化されているのではなく、単純に「そんな時間と労力をかける余裕が無い」ということのようです。

これは単純に「わしが若いころは良かった」ではなく、ひとつひとつのデザインの仕事に以前のような高額なギャラが払われていないので、それだけのコストをかけることができないという社会的な事象なんだろうと思います。

なので、無理な残業をしてこのプロセスを全部やれというのではなく、「効率よくクオリティを高いレベルで保つ」ためのノウハウを考える必要があるのだろうと思うのです。

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